モーニング娘。にハマったワケ

とりあえず最初はこれを書いておこう。
遅れてきたヲタ(プロフィール参照)である自分にとって、ASAYANで手売りとかがんばる姿に感動してファンになった、というのは当てはまらないんだよね。
だから、オリメンがいなくなっちゃうことに対してものごっつい思いいれがあるわけではない。(あ、もちろんアトから当時の様子の映像とか見てるし、オリジナルメンバーの大切さはわかるつもりだし、〜期メンバーってのに意味がないとは思わないが)

キモチいい声

カセットテープが小学生〜高校の頃に普及しだした世代なもんで、最初の頃はまさにラジカセにしがみつくようにして深夜ラジオ聞いてたり、それこそハマったフォーク聞いてたり弾いてたりしたわけだが、歳が行くに従って、音楽を「音楽として」聞くことがだんだん少なくなってきて、何かしながら聞くことが増えてきた。
そうすると、やっぱオッサンの声よりは女の子の声のほうがキモチいいんだよね。歌のうまい下手よりも、声質が聞いててキモチいいのが一番。でもそれ以上に好きなのはピンの声よりも、複数の声質の異なる声が交じり合ってるハーモニー。ん〜ハーモニーでなくてもいいや、ユニゾンなんだけど、声質が違うからいくつにも重なって聞こえるみたいな感じ?それが好き。(と気づいたのは実はおニャン子にハマってからだった・・・というかおニャン子以前あんまりそういうグループはなかったから)
おニャン子以来でいうと、アイドルグループは増えたけど、どれも帯に短し襷に長しだったり(時代的にもアイドル冬の時代だし)、例えばSPEEDが4人声質違って全員歌ってたらもうちょっとハマったかもしれない。HIROとERIKOの声って似すぎてません?だいたいその2人しか歌ってないし。
その理由がまずひとつ。

おニャン子

おニャン子にハマったのは、やっぱり大学の寮で暮らしてて、周りのヤツの影響が大きかったと思う。濃い松田聖子ヲタがいたりとか、石川秀美中森明菜小泉今日子らが相次いでデビューするなど、当時アイドルにハマる環境はかなり整ってきてた。
当時の自分はもうアイドル嫌いではなかった、むしろやっぱ健康な大学生としてはかわいい女の子は誰でも好きでしょう。でもむっちゃくっちゃハマってはいなかった*1
そんな中、夕やけニャンニャンが始まって、最初はハマってるやつバカにして見てたのよ。でもね、やっぱほら、いろんなタイプの女の子がセーラー服とかででてくりゃそりゃ萌えるってもんでしょう。大学生なんてヒマだから毎日夕方は夕ニャン見てるんだもん、集まって。そうやっていつの間にかハマった。
おニャン子のコンセプトである、フツーの女の子がいつの間にかアイドル、っていうのって初期のモーニング娘。のお得感、みたいなのに通じるとこあるよね?よね?
それが2つめの理由かな。

2000年9月

そして、運命の(ってほどのもんじゃないが)2000年9月、モーニング娘。サンドーム福井にやってきた。当時の娘。は既にラブマでミリオンを達成して、押しも押されもせぬ大アイドルグループになった後で、それが来るんなら一度コンサート行ってみようかな、と思ったわけ。サンドームは家からチャリで10分弱だしね。
まぁんなこと言ってもFC入ってるわけでもなく、チケは取りにくくて結局ダフィーだったんだけど(笑)しかも、昼夜行ってます。一般人は昼夜どちらかだろ、その時からもうヲタじゃん、とかよく言われますが・・・
それはおいといて、そこで見たのは本当に楽しそうにステージでパフォーマンスを繰り広げる娘。達の姿だったわけですよ。自分はまだまだバードウォッチャーで、双眼鏡構えてひたすら圭織の汗ばんだ笑顔を追っかけてたりしたわけですが。
ぶっちゃけ、なんていうかな、所詮イナカの福井でのコンサートなんかそんな気合入れてやんないんじゃないの?って思ってたわけですよ、行く前は。他のアーチストで、福井はノリが悪いからイヤだって言ったりとか、もう来ないとか、適当だった、とかいう噂は耳に入ってたし、実際自分でおニャン子の卒業ツアーは福井に来たコンサートに行ってるんですが(その後代々木にも)、「卒業です」って泣かれてもどうなのよ、ってその時点で思ったんですわ。小泉今日子の福井コンにも行ったことあるけど、なんか盛り上がりが違うっていうかなんというか・・・
それが、娘。達の歌い・踊る笑顔にはそういうことを感じさせない一生懸命さがあったんですよ(今ヲタとして思えば、それでもやっぱり地方は盛り上がり薄いのかなぁ、なんて感じないではないし、5期、6期メンとかアドリブ利かないから、な〜んか台本どおりだな〜みたいなコンサートになっちゃってるのは不満なんですが)少なくともそのときはそう思ったワケ。

で、「これはハマるかも・・・ハマっていいのかな・・・ハマっちゃえ!」と。うん、まさにそんな感じ。多分その時点で自制すればできたと思うけど、イキオイで、え〜い!やっちゃえ、みたいなところがあったと思う。

そこには計算があって、ピンクレディーでも活動期間は5年ちょっと、おニャン子だとさらに短くて3年弱。トップアイドルでいられる期間というのは思ったより短い。娘。は2000年9月の時点で、ASAYAN時代から数えるとほぼ3年。もし今ここで娘。にハマっても、たぶんハマってる期間はあと数年もすれば解散するだろうから、そしたらまたフツーの人になって、元々の趣味の世界に戻ろう、って思ったの。だから「え〜い、ハマっちゃえ」なわけ。「どうせ短い期間だろ」と。

そして

それがねぇ・・・もう解散の気配はないな。メンバーを入れ替えて、変わっていくのがモーニング娘。である、という手法を取ってしまった以上は。(つんく♂のところだから、こんどこそムッチャ売れたとこで解散って言い出すかもしんないけど。たぶんジリ貧で解散はつんく♂美学的にはない気がする)
それどころか、ハローは拡大する一方。いいかげん卒業メンバーまで追いかけるのは止めないと、財布が心底ついていけない。


だから、実は娘。解散にはそんなに「大反対!」じゃないんですよ(笑)解放してくれ〜!って気がしないでもないから。
娘。好きでもない人に「モームス落ち目だからもうすぐ解散すんじゃないの?」とか言われるとハラたつけどね。


とりあえずもうちょっと、もうちょっとはヲタでいようと思います。

誰だ、ベリから離れられないだろ、って言うのは(泣)

*1:じつは三田寛子にはかなりハマっていたかも。ポスター部屋に貼ったり、リリースされるレコード(あくまでレコードの時代)全部レンタルして最上級メタルテープ(笑)に録音してたりしてたもん。まだ全部買う金はなかった。ルックスも声質も好きでした。